理事長挨拶

理事長挨拶

我が国において、がんは死因のトップであり、1981年から現在まで変わらず、しかも、年々増加しております。又、今後がんによる死亡者は、30万人とされ、統計上は2人に1人ががんに罹患するとの推計も出されております。国はこの現状をがん対策は国の責務として鑑み、2006年に「がん対策基本法」を制定、2007年に「がん対策基本計画」を策定し、総合的・基本的にがん対策を推進しようとしております。
基本計画に示されておりますように、がんに罹患すると患者の苦しみ・家族の悩み、ひいては死への恐怖・不安・うつ病等に陥ってしまいます。

NPO法人抜苦ねっとは、がんに伴う「医療費削減」と「がん撲滅」の両論を柱に設立いたしました。従来、がんの治療としては、三大療法と言われている国の保険診療「手術療法・放射線療法・化学療法」でありますが、NPO法人抜苦ねっとは、がん治療・がん予防として最も有効性の高い療法は「免疫細胞療法」であると見据えております。
例えば、免疫細胞療法「BAK療法」は、正常細胞を傷つけず、がん細胞のみを消滅させ、副作用がほとんどなく、年々続けても効果があり有効性がかなり高い治療法であると認識しております。

国は、基本法第8条により「がん対策を実施するために必要な法制上又は財政上のその他の措置を講じなければならない」等の指標により、今後、がん治療やがん予防のために有効な免疫細胞療法が、法において制度化がなされ、又、免疫細胞療法が自由診療から保険診療に移項されるように、皆様方の理解とご協力を得て、今後も更に国に働きかけていきたいと思います。更なるご支援をお願いいたします。

NPO法人抜苦ねっと
理事長 渡辺 信英
東北福祉大学  名誉教授
社会福祉学博士

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